2017年3月6日月曜日

20161209

金曜は枝川先生の「経営と脳科学」


本日のお題は「意思決定」 淡々としながら語り口が面白い!
先生の本を1冊買って読んでみたところ、やたら分かりやすいと思ったら14歳向けだった(笑)

【直感による意思決定】
・ミドルマネジメントはデータに基づいてロジカルに決定すれば良い。一方でトップマネジメントは変化が激しい環境の中で、ミドルマネジメントから上がってくる大量の情報を照らし合わせて意思決定しなくてはならない。当然、それらの中には矛盾が生じる提案もあったりする。
・静的な環境ではロジカルに考える時間があっても、動的な環境ではスピードが必要になって直感での意思決定が必要になる。複雑な情報を単純化するのではなく、複雑なままに「えいやっ」と決めるということ。
・直感を研くにはクロスインデックス(共通点のない複数の領域から類似パターンを見出す)を意識すると良い。頭の中の引き出しにパターンを多く持っていれば、結合の多様性も出てくる。
・「直感」はパッとみて意思決定できること。「ひらめき」は元々持っていた記憶の積み重ねに新しい情報が入ってきて新結合が生まれて生じること。煮詰まった時に旅行に行くと良いとか言うよね。

【感情と理性】
・意思決定には感情も必要ということが脳科学の実験・症例で分かってきた。
・理性の判断は頭打ちになり、その後は感情で判断する。理性(前頭前野)と感情(島皮質)はお互いにブレーキを掛け合っているような状態。相互作用し合っているので、両方鍛えることが大事。
・不安/悲しみ/後悔/寂しさという反射的な一次感情で、そこから生じるのが怒りという二次感情。直接「そんなに怒るなよ」と言っても効き目はなく、大元の一次感情を解決しないと意味がない。
・理性(前頭前野)の活動性が落ちてくると感情的な意思決定をしがち。脳の活動性マネジメントが必要。疲れた時は10分〜15分くらい昼寝すると理性の働きも回復する。
・怒りの内容を言語化して行くと、タスクに切り分けて対処することができるようになる。
・意思決定に際しては、脳が反射的に反応して体に反映させ、その体を感知することで脳が気づくという仮説も登場している。体の反応が意思決定に影響を及ぼす。

ゲーマー的には認知はFPS、メタ認知はTPSってことか。メタ認知だいじ そして薬指が長かったね、自分。

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