2017年4月1日土曜日

20170331

今日は淺羽ゼミで教科書「良い戦略、悪い戦略」に基づいたディスカッション

冒頭
淺羽先生「この本を読む前にルメルト知ってた人?」
学生一同「・・・・・」
だいぶがっかりされていた(苦笑)

【語り】
UCLAに留学する前に、唯一会ったことがある先生なのです。
留学した時にはINSEADに行ってしまってました。
しかし、そのおかげでアメリカ人にしては珍しく忍耐力・包容力・寛容力を持ったリーバーマン教授に着くことができました。
ルメルトはめちゃめちゃ頭が良くて、波長が合わないと最悪・・・
一流の教授にしては論文の本数は少ないが、1本でも出れば御の字であるホームラン級論文を3本も打ってる超人。

  • 学生がいる具体的な企業の戦略について
  • 全社戦略と事業部戦略で、良い戦略の型に差はあるか?
  • 企業文化とは何か?
  • どうしてGEやIBMなどは企業の姿を変えていけるのか?

などを議論。

【個人的な問い】
限定合理性のために存在しうる全ての要素を盛り込む戦略を立てることはできない。
実行前には良い戦略と判断しても、期待された成果が出るかは確率論になるはず。
成果によって戦略の是非を問うとき、確率論で失敗したのか、戦略が悪かったのかを切り分けることはとても難しい。
事後的にケースを検討した場合は「この要素を見落として戦略に反映させなかったから」と失敗の要因の多くを戦略のミスとして解釈されてしまうのでは?

野球で打率3割のスイングができるバッターがいたとする。
ある打席で三振をした時、スイングの仕方は問題ないと検証できるだろうか?

戦略としての試行回数が少ないと判断のしようがない気がするね。


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