2017年3月6日月曜日

20160607

長内先生の授業で、元日経の大西さんとWSJの望月さんがゲスト登壇しての講義&ディスカッション大会
【ロケットササキ】
大西さんが登壇された時に「あれ?どこかで見たような・・・」と思ったらNBOで連載されてる大西さんだった!
語り口がユーモラスで掲載されるといつも読んでて顔は覚えてたのに、名前は全然覚えてなかった・・・
シャープの経営危機のくだりから佐々木正氏の人生を紹介頂いたが、大西さんの語り口が大変面白くて時間を忘れて聴き入ってしまった。
それにしても佐々木正氏は凄い!「実は凄いんだ」と話を聞いたことはあったけれど、ここまで時代の最先端を突っ走っていたとは。
ベル研でショックレーから半導体を学び、どこよりも早く産業界にMOSを取り入れるって凄いことだ。
この辺りは当時東京大学の菅野先生が技術面でのフロンティアとなっている時代だと思うけど、それを企業で実現してたんだねぇ・・・ ぜひAmazonでポチッとしよう。私はしたよ!

【フリーディスカッション】
東芝の原発は、減損処理はしたものの、先行き見通しを知りたかったので、ウエスチングハウスのアメリカの評判も聞けて大変有意義だった。
減損処理後の販売予測も楽観的に見えて仕方なかったし。
エネルギー問題について王さんがよく質問されてたけど、IEAWorld Energy Outlookを見ても経済が成長しても原発のシェアはたかがしれてるんだよね・・・
やはり化石燃料に頼らざるをえないのかと。
シェアリングエコノミータウンとか、ある地域を切り出せば再生利用可能エネルギーで綺麗にまかなえたりするんだろうけど、総額合計をカバーできないと電源はシンドかろう。
太陽電池でサーバ盛りだくさんのデータセンターを稼働できるのか?というテーマからは逃げられないものなぁ。

シャープとホンハイの件では、特徴的なものづくりのシャープが数を追いかけると、かつてのVAIOが陥った罠にはまるのでは?と心配だったが、ホンハイのエンジニアはきちんと分かってるのは心強い。
技術と経営を知ってる幹部が多いってことかな。

書籍紹介は「失敗の本質」と「学問のすゝめ」
『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』(野中郁次郎ら:中央公論社)
学問のすゝめ』(福沢諭吉:現代語訳版も含め多数)    

失敗の本質は、大西さんがシャープをして「一発ジャブ当てたら逃げなきゃいけない人なのに、自分を勘違いして仁王立ちしてしまった」と断じていたところから思い出した。
日本軍の失敗の本質を描いているけど、過去の成功への過信と内部コミュニケーションの欠如って日本の負のお家芸かもな・・・・と思った。

「学問のすゝめ」は日本がピンチだ!って言われる時に読むと勇気が出て、勉強するかー!という気持ちが湧く。
リーマンショック後とか超円高時代とかもだけど、今読み直しても、福沢諭吉が日本を憂えて産業を興そうと奮闘した気持ちは相通ずるものがあると思う。

WBSには慶應出身の方が多いから馴染む人も多いのかな?
後ろにいるのはユニコーンガンダムに武装を全部付けてみたバージョン。

フルアーマーでもないのに結構な重量感。


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