2017年10月24日火曜日

20171023内田先生:経営者の意思決定【第3日目】

月曜は内田先生の「経営者の意思決定」
今日のお題はシナリオプランニング

ホテル業界の将来シナリオをグループワークで作成して、プレゼンテーションを行なった。


<シナリオプランニング>
  • 起きるか起きないかわからないことは色々あるが、起きた時どうするかを考えておくこと。不確実性をマネージするため、一部の企業では使っている。
  • かつてオイルショックがあった1973年秋、某社入社試験を受けたら大卒だけで300人以上いた。研修所長が「お前らの半分はいらなかったんだ」「この中で部長になれるのは1人しかいない」などと話していて、案の定自分はやめることになった。オイルショックのせいで大企業が混乱した。
  • そんな中、石油会社でロイヤルダッチシェルだけ良い思いをした。他の会社は石油の価格は安定して上がると思っていたが、ロイヤルダッチシェルだけは色んなシナリオを考えていた。万が一にも産油国が値段を釣り上げるシナリオはありうると考えていたので、慌てることなく対応することができた。メジャーの中でも良いポジションを得ることができた。
  • 人間というのは、近い将来と遠い将来はわかるもの。明日の昼は何をしているかはわかる。50年後は死んでるからわかる。でも、5年〜10年はどうなっているか分からない。
  • ガソリン自動車で例えれば、50年後の未来にはないだろう。でも、明日は普通に走ってる。その間、20年後はどうか?と短期でも長期でもないスパンで考えるのがシナリオプランニング。
  • 自分の業界に影響を与えるドライバーは何か?不確かか?インパクトは大きいか?を考えていく。インパクトが大きくて不確かなものを2つ選び、2×2の4種類のシナリオをかくのが一般的。この4つのシナリオに応じて戦略を考えることはするが、シナリオを選ぶことはしない。
  • 不確実性の低い当たり前のことについて、シナリオプランニングで軸にしても意味がないが、それは企業にとってどうでもいいという意味ではない。確実でインパクトがあることならば、必ず対処を考えておかなくてはならないこと。不確実性の高いことではなく、不確実性小・インパクト大に対応することが戦略的に大切な場合もある。シナリオプランニングは万能ツールではない。


【内田語録】

  • 私みたいに車の運転に究極の楽しみを求めている身にとっては、自動運転は面白くない。将来、自動運転が普及すると、スポーツカーを人間が運転するにはプレミアムとして金を払えと言われるかもしれない。専用サーキットでないと走れないかもしれない。
  • 自慢してもしょーがないですけど、大学1年の時に先輩がホンダN3603万円で売ってくれた。友達に貸したら箱根の山で廃車になったけど。そのあとはマツダのファミリアの中古、社会人になってからホンダのアコードを新車で買った。日本企業に勤めてた時は日本車で、外資系に行ったらBMWとか
  • 903教室で)ここにスクリーンおろして映るようにしといてよ。キヤノンはプロジェクタやってる?売れてない?
  • 今日はスライドのコピーを用意してあります。私がこんなにサービスが良いとみんなびっくりするんじゃないか。
  • 専門家にたくさん聴きまくって、落とし所を探るのがデルファイ法。ITのことなら専門家の根来先生に聞くとか。ただ、根来先生の極端な話は排除するとかもある。これはデルファイ法の説明であって根来先生の悪口ではありません。



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