2017年3月6日月曜日

20160909

『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか』(澤昭人・衛藤美彩:PHP


世界中の「異世界転生・歴史ifSF・乃木坂46コラボ・簿記会計・リプレイ作品ファン」にはたまらない一冊だ。
読んでない人には、何を言っているのかさっぱりわからないとは思うが!
「どう見てもネタ本だ!」と喜んで買ってみたわけだが。

簿記の資格を持ってる乃木坂46の衛藤美彩さんと公認会計士の澤昭人氏がコラボした「衛藤美彩さんを主人公に据えて、読んで会計がわかる小説をリリースする」という企画。
本自体は発言者&「セリフ」という台本/脚本/戯曲/役所の議事録/リプレイのような様式を取っている。

本書のあらすじは「複式簿記のないパラレルワールドに転生した衛藤美彩が、資本家や教授などに複式簿記を広めながら会社を起こして日本全体を変えていく」というもの。
舞台となる日本は複式簿記が無いせいで経済が発展しておらず、平成の世ではあるが明治時代のような社会環境が継続しているというパラレルワールド設定。
著者たちも参考にしたという鹿鳴館をイメージした舞台で、複式簿記を武器に衛藤美彩さんが活躍するのだが、さすがにレビューで詳細ネタバレするのは良くないので是非とも本書を堪能していただきたい。
「は?」「なんで・・・?」「え?」「そこ大事じゃなかったの?」「え?」「そんな・・・?」というアップダウンの激しいジェットコースターの連続(笑)

この本を読んだ学びは「衛藤美彩さんは大分出身で焼酎が好き」だった。

本書の中で起業した焼酎会社の名前が「乃木ちこ」な段階で、大分県出身者としてこれ以上何を望めというのか(笑)


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