2017年3月6日月曜日

20161028

今日は来年から所属するゼミ選びのための説明会後半戦。
15分でWBSの先生が次から次へとやって来てプレゼン。時々ゼミ生も参加。


清水先生:日本企業の戦略と管理会計
経営戦略とリンクした管理会計のあり方。
管理会計はアメリカからの輸入品なので日本企業にマッチしたものを研究したい。戦略を会計で表現できるようにする。VE得意分野。
先生のゴルフスイングの様子を写真で紹介
「ヘッドアップに悩んでいる」
「プロジェクトペーパー、1年であの重みはないな」
「皆さん頑張りましょう。私も頑張ります」
「次は西山先生ですね。(人気の)差をつけられるな」

西山先生:企業価値創造のための経営と管理
数字を中心としながらも、数字を切り口にしてマネジメントを見ていく。
財務会計の初心者も大歓迎で全日制(留学生)との交流(一緒に企業研究・発表&2月〜3月ごろに海外視察旅行)もあり。
論文テーマは自分の企業に関わるものが多いが、どんなものでもウェルカムである。 「論文はやりたいことから始まるのだが、やがてやれることに変わっていく。その和集合を考えることは重要」

竹内先生:組織行動
人や組織に関わるものに関心のある方向け。
人事部は6名中2名でいない年もある。
「(西山先生がゼミ生を連れてきた様子を見て)この紹介にゼミ生を連れてくるという手があったのですね。分かりました。来年の参考にします」
「離職及び中途採用が活発な企業にいらっしゃる方が組織適応の要因を調べたが、経験とは反対の成果が得られたことも。本人も卒業と同時に転職」
 丁寧だ(笑)

永井先生:マーケティング・ストラテジー
「ゼミ紹介はすげー苦手。マニフェストみたいなもんですよね。マニフェストと言えば、実行しなくても良い約束ですよね。50単位のうちの10単位ですからでかいですよね」
「大学院生の頃を思い出すに、記憶の中のほとんどはゼミの記憶だけです。他の授業で学んだことは全て忘れてますね。そんなもんですね。何だ、忘れても教授になれるのか?と思いますよね。人間は忘れる動物ですから。一生を通して、忘れないコンテンツをどれだけ持っているかがその人間の深みになる。分かります?」
 「今のゼミ生に聞いてみるのが一番。それに勝るものはないだろう」
「学生の中で、研究テーマが明確に決まっているのはどれくらいいるのか?いない?いないのは情けない。何しにきたんだ?忘れる授業を受けるために来たんだろうか?」
「これから考えるのは問題意識の点で大きなクエスチョンマークがつく」
「ビジネススクールの持論としては、人の生き方を変える仕事だと思っている。どっちに変わってるんだろう?」
「横軸が良い人←→悪い人、縦軸がすごい人で考えた時に、左上(良い人・すごい人)になってほしい」
学生「すごい度の反対は何ですか?」
先生「真剣に考えることではないですね」
学生「悪い人はどんな人ですか?」
先生「イメージ次第です」
「バカじゃないのか?と言われるのが褒め言葉だと思っている学生が多い。 普段は永井先生・先生と言っているのに、卒業している奴らは「猛」と呼ぶこともある」
「ゼミについて語ると僕のダンディズム規範に反するのであまり語りたくはない。」
「指導する先生の引き出しの数ですよね。それに依存する。でも数だけではダメ。何かあればメールで質問してください。」
ゼミの様子はさっぱり分からんかったが、先生の人柄アピールにはなったか(笑)

池上先生:競争戦略と市場創造戦略
経営戦略全般と事業創造戦略。
競争戦略論だけでなく、新しい市場を作って儲けていく戦略も両方扱う。
理論と実践を行ったり来たりしながらやってる。
ヨーロッパのエグゼクティブプログラムの担当は豊富だが、WBSでゼミを作ったのは昨年から。
マイケルポーターなど古典と呼ばれる文献は本当にしっかり読むと今でも使えるものがべらぼうに多い。
早稲田にはいないけど、たまに「本当に読んでるの?」という先生もいるくらい。
学生の頃は1人でやろうとして挫折したので、ゼミ生全員で筋トレのように正しくしっかり読む。
ブルーオーシャンは翻訳がグダグダなので原著を読もう。監訳は名前を貸すだけで何もしてない。入山さんは悪くない。

杉浦先生:戦略的人材マネジメント
1つのコンセプト:人材マネジメントはすべてのひとに共通するテーマ。ビジネスは総合技(源・元・原)
2つのバランス:理論(3割)と実践(7割) プロはこの逆のバランスくらい。ハードとソフト
3つのスタイル:スタイル・メソッド・フィロソフィー。アクティブに参加していくゼミ。穏やか・和やか・爽やか。強烈な人もいるけどね。
4つのシーズン:春はキックオフ年次総会、夏は納会・清水合宿、秋はゼミ旅行(前倒しの卒業旅行)、冬はPP提出
5つの原則:学ぶを、楽しむ。リーダーシップを共有する。学問も実践も、追求する。超えて、繋げる。未来を、創る
6つのフィット:テーマ・教員・ゼミ生・ゼミ文化・運営方針・時間割のフィット
人材ゼミに向かない人は次の皆様。厳しくダメ出しされたい人・論文の手引き(100ページ)に疑問を感じる人・ゼミでケーキや抹茶が出ると違うなと感じる人・学術のみを追求したい人・逆に実践だけやりたい人・集合写真を撮られるのが苦手な人 だいたい枠ちょうどくらい。私は不幸の人を出しておりません。
第1志望で出しておけば9割方大丈夫。微妙に内角ギリギリ。

菅野先生:経営戦略とオペレーション戦略
ゼミ生が作ったゼミ紹介動画が流れる。
愛されてますなー ボスコン出身だけあって実践重視。総合・統合を考える。
ハードよりソフト。
・「これから半年 or 1年何やろうか?」と学生と打ち合わせてテーマを決める。
・就活の面接官をやってほしいと言われた時は、ボスコン時代を思い出してボコボコにやってた。

樋原先生:イノベーションのためのファイナンス戦略
MBAを卒業後、判断を迫られた時にケースで学んだことを思い出して意思決定をすることが大切。
・皆さんはWBSを卒業したら有名になってもらわないと学校は困る。全員じゃなくて、ちょっとでもいいけどさ
・南場さんの「不恰好経営」はおすすめ
・英語必須。WBS卒業=英語くらい出来るだろと思われてる。
・先端テクノロジーに触れてないとイノベーションはできない
・ケース討議と論文作成の相乗効果を得て、未来志向のグローバルなビジネス戦士を鍛錬する。
・ハーバードのケースを読んで毎週真面目に英語でディスカッションやってれば英語はできるようになる。そこのところはBelieve me
・研究室のHPを作ったから見せたかっただけ。
・最初に英語ができなくても、コミットメントがあれば大丈夫。

柴崎先生:金融法務事情プロジェクト研究
判例にしないと関心が拡散してしまうので、テーマを具現化する。
判例を扱うということは判決文を読むことになる。
目の前にあるテーマが明らかだとマスターしようと努力するはず。
債権債務には給付保持力・請求力・掴取力がある。
この3つを満足できない場合がある。
法的なリスクを背負っても債務を履行しないという判断もありうる。
訴状には請求の趣旨と請求の原因を書く必要がある。
民事訴訟の場合は必ず判決をもらう。
原告が完全勝訴の場合は訴状と同じ文面になるが、必ずしも多くはない。
一部を認めないなどはありうる。

眞野先生:マネジルアル・エコノミクス
経営経済学、経済性分析が近い。
3月の卒業生は口紅指数という指標が本当に役に立つのかという論文を執筆した。
アカデミアの方には分かり難かったかもしれない。
枠にはまらないことを一緒にやれたらいいな。
計量経済学(15時間)・経済循環(3時間)は簡単に喋れる。
経済学と経営学の違いは合理性にある。
経済学は合理的。経営は合理性だけではない。
世の中の仕組みと学校の教えが乖離している。
学部の学生に教えてもわからない。
WBSだと経験があるから違う。
商売はやってみないとわからない。
「お疲れでしょうし、私も疲れてますから。いい加減ですね。もう少しいい加減になってほしい」
「理工学部の人は真剣にやりすぎる」
「もうちょっとの辛抱ですから」 いい人だ・・・

米澤先生:マクロ・ファイナンス
マクロ経済・経済政策から為替・金利・株価がどのように決定されるかを調べる。
特に金利。
でも、これが分かれば苦労はしない。
為替・金利・株価が企業の財務政策がどのようにならなくてはならないかを考えてみる。
将来のマクロ経済変数とバリュー株のリターンには相関があるのか調べるなど、マクロ経済と投資の動向などを調べるのが主なテーマ。
データによる仮説・検証するスタイル。
統計的にはデータが大きい方が良いが。

薄井先生:会計制度の経済分析
財務会計・コーポレートファイナンスが中心。
M&AとかIPOとかが専門。
基本的には理論と実証をやる。
薄井先生が書いた「会計制度の経済分析」は軒並み学会賞を受賞している。
オススメだが、1万円くらい。日本中の大学院生が読み始めている。
教科書をベースにして始める。
知的好奇心をもち、問題意識を明瞭に、理論的・計量的アプローチし、楽しくやろう。
データに基づいて分析するのが特徴。
会計・ファイナンス・法学の複合領域を扱う。虚偽報告をしたときに株価はどのような影響を受けるか?とか。
理論的・実証的なアプローチに基づく問題解決能力を磨く。
データを使うとき、最終的には3000社くらいのデータを解析する能力はつく。


これにて4月のプレゼミから始まり、配属先選択のためのゼミ紹介まで全て終了。

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