2017年3月6日月曜日

20161029

1限は岩村先生のファイナンス。
今話題の最初はライブドアのMSCBMoving Strike Convertible Bond)「転換価格修正条項付の転換社債型新株予約権付社債(CB)
市場株価の1倍で社債を株式に転換できるとすると、その社債は転換してマーケットで売れば額面を必ず即現金化できるわけで株価に関わらず安全資産になる。
ライブドアの場合は0.9倍に修正されていたが、それは証券会社(リーマン)がライブドア株の売り注文を出しておき、転換社債を9掛けの株価で株式に転換して即売却すれば10%儲かるということ。
これで100億円近く儲けたらしい。普通は3〜4年くらい経過してから転換できるようになるのだが、ライブドアの時は発行日翌日から転換が可能だった。
えげつないディールだった。
ファイナンスのメカニズムの一翼を感じることができたなー

【岩村語録】
・新しいことを始める時は先入観を捨てるべき。何も考えずにケースだけやり続けるのは思考力を奪う。
・私は自分を金融のプロだと自認している。他の人がどう思ってるかは知らんが。
・プロが決してやっては行けないこと、それは素人を騙すことだ。

2限は授業を取ってないのでレポート書き書き。

3−4限は「なんすかねー」関先生の生産管理。
ハフモデル(来店確率は店舗の魅力に比例し、距離の2条に反比例する)は教室でアンケートを取っても同じような確率が再現できて面白かった。
そうなのか・・・この魅力度を今は店舗の床面積だが、他のパラメータで代替できると面白い。
海外進出時のチェックポイント、KPIに何を持ってくるかも大事そうな印象。
企業の海外進などは問題点になりそうだが、在庫管理は一朝一夕には変わらない。継続したデータの波及が必要。

5−6限は山根先生のマネジメントコントロール
ケース授業なのでネタバレはなし。
今まで何度か本で見かけたBSC(バランスドスコアカード)ってどこで使うんだろう?と不思議に思っていたが、今日のディスカッションで長年の謎が解けて納得したわ。

経営者は意思決定せよ(決断しろ。重みをつけろ。トレードオフを乗り越えろ)ってことだから、経営者レベルでバランス調整に乗り出すこの方法はアプリケーションの幅が狭いかもね。

0 件のコメント:

コメントを投稿