2017年3月6日月曜日

20170124

火曜は西山先生の財務分析と財務管理。


今日もケースなので個別ネタバレはなし。

【分析の流れメモ】
・財務分析に取り掛かる前に、定性的に外部環境・競争戦略・経営戦略をまとめておく。薄利多売の事業か、高付加価値製品の事業かを見定めてから財務諸表に入ると見るポイントが絞れてくる。
・資金繰りに苦慮している企業を見るときは、BSの差分を見ると良い。「資産の減少と負債・純資産の増加」と「資産の増加と負債・純資産の減少」を2列に分けて記載すると、期間の中でどう調達して何に使うようになったかわかる(2フィンガー法)改善するにはBS左側でお金以外の資産を減らす、もしくは右側を増やす策を考える。
・財務諸表の予測として、外部環境を見ながら売上高を予想してPLのボトムまでを予想して行く。
BSも運転資本(売掛・在庫・買掛)は売上と連動するので、比例計算でざっくり試算していける。最終的には左側は現金で、右側は短期借入金で調整してバランスさせる。
・どの立場で財務諸表を予測するかで試算の仕方も違う。厳しめに保守的に見たり、伸び代を多めに見たりする。
・売上が伸びている会社は売掛金の回収期間が計算上長くなる場合があるので注意。
・純利益の伸び率よりも売上の伸び率が大きいと成長が早すぎて借金が増えてしまう。BSで見ると右下の純資産の伸び率よりも売上高成長率が高い場合は負債を増やしてレバレッジを効かせたりする必要がある。サステナブル成長率を考えないと安全性はガタガタ下がってくる。

【今日の一言】
BSでキャッシュを増やすにはBSの右側が増えると良い。買掛金をゆっくり払うとか払わないとか・・・払わないのは良くないんですが。

・決算日は綺麗な写真で迎えたいと言う気持ちがある。BSのベストショットですね。期末に必死に借金返して、翌月にパッと借りる会社もある。色々とお考えになっている会社もあるようで。23日後に何かやってたりとか、頑張っちゃった分が戻ってきたりとか。

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