2017年3月6日月曜日

20170131

火曜は西山先生の財務分析と財務管理。


実際の企業の財務諸表を比較して分析。個別ネタバレはなし。

【分析の流れメモ】
・中期経営計画を見ながら企業が感じている課題を視野に入れて分析すると良い。
・自己資本比率が低い企業であっても、自社株買いを重ねて株主還元をしまくった結果、見かけ上自己資本が減っている場合もある。こういう企業は信じられない値のROEが算出される。アメリカ企業のROEも平均取れば10%超。20%超えるとかなり高い部類に入ると思って良い。
・金融事業を行っていると借り入れを活用するためBSが膨らむ。流動比率や資産回転率などに影響するので、比率から判断する前にBSで内容と事業セグメントの構成を見ておく。
・キャッシュフローの中身を見ておく。運転資本の変化、投資の特徴や配当のスタンスに差が出る。
・セグメント情報を公開するとき、社内のマネジメントで重視している数字を投資家にも知っていただくことにメリットがあるという判断で実施されている。売上・資産・利益は公開するが、それ以外をどこまで開示するかはオプショナル。
IFRSではのれんは償却しないので、減損リスクが残り続ける。買収後のフォローも重要。
・格付けは借金を返済できるかどうかの指標。経営が返済能力・安心重視か、株主還元重視かで格付けも変わってくる。必ずしも企業が高い格付けを目指すとは限らない。

【今日の一言】
・利益率が低めで一定でもいいのかな?もっと成長して頂きたいという気持ちもございます。
・収益性の比較対象はヤマダ電機!
・多分いろんなお考えの方がいらっしゃるんだと思います。
・「総合商社にセグメントはない。いろんな事業はあるが総合商社は総合商社だ」と豪語されている方も過去にはいらっしゃった。


0 件のコメント:

コメントを投稿