『プレイバック』(レイモンド・チャンドラー著 村上春樹訳:早川書房)
村上春樹のチャンドラー翻訳シリーズ。
「タフでなければ生きられない、優しくなければ生きていく資格がない」というセリフの方が有名になった小説。このセリフは知ってる!という方は多いのではなかろうか。いかにもハードボイルドなセリフなため、日本では漫画などで流用されることも多かったが、海外ではそれほどでもないらしい。ウィキペディアによると。
原文は「If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.」
今までにも様々な訳があてられ、村上春樹が翻訳をするときも「どう訳すんですか」と関心を集めたそうな。
チャンドラー晩年の作品(遺作)であり、マーロウの行動にも不可思議な点があると叩かれることもある。
しかし、村上春樹的な主人公だと思えば、彼が状況に流されたり、登場人物が唐突にいなくなったりしたとしても「まぁ、そんなもんだろ」と考えてしまって違和感を感じなくなる(笑)
ハードボイルド成分は堪能出来る作品やったね。
今日はWBS2年生の修論発表があり、来年の参考のために参加。やることのイメージは掴めた。打ち上げでは淺羽ゼミのマイペースっぷりを実感した(笑)私もマイペース派だが。
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