2018年6月24日日曜日

20180624:第12週

淺羽先生の研究会に出席し、診断士の研究会に参加し、早稲田に2日通い、出張もあった1週間。


データ分析の勉強のために副読本を読了。


1:『実証分析入門』(森田果:日本評論社)

タイトルと表紙からは想像できないが、つかみの部分でガンダム・ジブリ・エヴァ・化物語・Perfumeネタが登場する実証分析の入門書。「足の因果効果=足のあるジオングの性能ー足のないジオングの性能」とかがザラザラ出てくるw
全般的にグラフはあっても数式が出てくることがなく、基礎的用語を解説してくれるので、最初の副読書として良いのではなかろうか。
ネタがイロモノっぽいのだが、著者は法学者の立場で法律の効果を実証分析で明らかにするというユニークな分野で活躍されている。「経済ならともかく、法律分野で実証分析?」と一瞬驚くが、社外取締役導入の効果やたばこ消費規制の影響など、法規制による効果をデータで見るというのは非常に納得感がある。







2:『実証分析のための計量経済学 正しい手法と結果の読み方』(山本勲:中央経済社)

サブタイトルに「結果の読み方」とあるとおり、分析するというよりも論文を読んで内容を理解できるようになるという解説書のようなイメージ。説明用の数式は少し出てくるが、それでもデータの方が圧倒的に多い。
そして著者のゼミ生の卒論などのデータを取り上げているため、ジョブカフェの効果やお笑い芸人のサバイバル分析など、身近なテーマでありながらしっかりデータをとって実証分析を行った例が豊富に掲載されていて全く飽きがこない。






3:『新しい計量経済学 データで因果関係に迫る』(鹿野繁樹:日本評論社)

授業用にまとめたレジュメを本にした内容で、説明用に数式がモリモリ出てくる。数式の変形や証明などもしっかり乗っているので、根本から理解しておくためにはありがたい一冊。
確かに基礎は大事だが、これを理論で全部追いかけるというよりも、わからないときに引っ張り出して数式を確認する副読本という位置付けが良いのではないかなぁと思った。






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火曜は診断士の研究会に参加し、プロコン塾同期の井上先生の貿易実務のセミナーに参加。
一次試験のときに「FOB」とかのキーワードは無理矢理暗記したけれど、実際にどのような交渉マターがあるか、チェックポイントがあるかを知ることができた。
実務に関わってないと本当にイメージが湧かないので、商品輸出に困ったら商社勤務の井上先生にすがろう(笑)

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GRIPSから神谷町まで打ち合わせに出かけることになったが、徒歩25分・電車で20分と微妙な距離(笑)
六本木周辺は全然詳しくないので、これを機に歩いて見るかと徒歩で出張。
Google先生の指し示すがままに歩いたが、六本木ってアップダウンが激しいんだねということをまさに体感。
まさにこんな移動のときに、モバイクとかのシェアリングサービスがあれば便利だなぁと思った。六本木周辺なら電動じゃないと逆に辛いかもしれんが。

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土曜は根来先生の授業に参加。
この授業の面白い点は、ケースで扱うテーマが現在進行形の企業・サービスなので、ケースを配って議論するまでの間に新サービスが発表されたりと変更が発生する点。ハーバードのケース授業とはこのあたりの動きが違う。

この日の根来先生は出張直前で問題も発生したそうで、いつものキレが鳴りを潜めていた!次週に期待(笑)

【ネゴロク】

  • 高田馬場では美味しいラーメン屋ほど電子マネー決済が使えない。
  • 理論は役に立つんだけど、自動で答えを教えてくれるものではない。チェックリストとしての効果しかないが、参照すると具体的に考えやすくなって効率性が高まる。

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