2017年3月6日月曜日

20160601


吉川先生のMOT。自社のイノベーション事例発表の2回目。
先生もおっしゃっていたように、クリステンセンやシュンペーターなどイノベーションのフレームワークで切って説明することで、単なる自社紹介よりも理解が早いような気がした。

本日1件目はアパレル系の販売プロセスについて。SPAという形態をコモディティ化と表現していたのはユニークで面白かった。アパレル系は参入企業数が多く自由競争モデルに近い業界で、ニーズがなくなることがない成熟産業だし成長戦略を立てるのは難しそうだなぁと思ってた。
自社を製造業からサービス業に再定義し、課金のタイミングを商品引渡し時から月額定期に変えるというのは大きな変革だと感じた。

2件目はゴルフクラブとボールの事例。申し訳ないが、私のゴルフの知識は子供の頃に見たプロゴルファー猿で止まってて(笑)
国内市場は均衡した寡占化状態にあるようで、グローバル化するにも現地ユーザーの体型や好みなど現地に最適化させる部分が多くなりそうで大変だなぁと。従来の定義のまま国内シェアを高めるというよりは、市場そのものを広げていく戦略や、ゴルフ業界という定義を拡大する取り組みが必要なんだろうなぁと聞いてて感じた。

3件目は自動車関連。破壊的イノベーションの話で良く感じるけど、チャレンジャーポジションにある2番手企業がトップシェア企業の過去の蓄積やブランド価値を無になるような斬新な製品を生み出そうという取り組みと同じなのかなぁと感じる。それだと1位の企業は取り組みにくいものなぁ。

4件目は女性用下着のリサイクルキャンペーンによって、再購買を促すようなプロモーション事例。捨てるのが面倒という顧客の悩みを解決することで、新商品の購買をしやすくするというのは目の付け所が斬新だった。一度買われた後のことは見てなかったものなー 個人的には、今まで知らなかった豆知識が一気に頭に入ってきたようなプレゼンだった(笑)

5件目はレジャー施設のイノベーション事例。なんつーか、改善やイノベーションの塊みたいなとこですな・・・土地と資産と契約で境界線ができているので、その制約の中でいかに新しい夢を提供するかってことなんだね。アトラクションも最新技術が使われているものもあれば、伝統的なものもあり。拡張現実機能の実装なども面白そうだけど、アトラクションの稼働年数から考えると陳腐化に抗うのはしんどそうだなぁと思う。

これで吉川先生のイノベーションマネジメントは最終回。
いろんな業界の方の話を聞き、なおかつそれを共通のフレームワークで切って解析していくプロセスは面白かった。 懇親会はスタートが押してしまったけれど、盛り上がって楽しゅうございました。皆様、ありがとうございました。

 しかしPGユニコーンガンダムが3万円位するという情報に皆さん驚かれていた・・・いかん、自分の中の相場感が狂ってる(笑)

同じ高さの位置で吊っているんだが、こう見るとユニコーンがこじんまり見えるなぁ


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