2017年3月6日月曜日

20160903

201693日(土)はWBSのイベントの日


特別対談企画:入山章栄教授 x ハーバード・ビジネス・スクール 入山先生の元ゼミ生の山崎繭加さんの書籍の出版記念の座談会。
本は座談会後の即売会で買ったのでこれから読む(笑)
HBSで東北の企業や学校を回るフィールドワークの講義がなぜ継続しているのか?という背景を解説してもらう内容。すごく面白かった。
世界各地の震災の被災地は、被災直後にはボランティアで現地に入るケースがあるが、唯一日本の東北だけはその後5年も継続している。
それは環境の変化・フェーズの変化・心理変化などにきちんと対応した上で、現地のニーズに応えつつHBS学生の学びにつながるプログラムを進化させながら設計してきたおかげだと思う。
震災直後というダイナミックに変化が生じる非平衡なトランジェント状態では突発的な助っ人ニーズがある。
地域に根ざした起業などの動きも起こるだろう。
その一方で年月を経るとボランティアに参加する人数は減っていくし、受け止める地域側のニーズも変わってくる。
地元企業という地域に根ざしたビジネスの場合、地縁というコミュニティはプラスのモチベーションにもなれば、ネガティブな反応を引き起こすこともある。
自治体の補助金も、配る役所は予算を使いきろうとするが、使い道に制約が多すぎて使いたがらないところも出てくる。
その過程でダイナミックに勢いだけで起業した人たちの多くが淘汰されていってしまう。
そこで数年を経て生き残ったことは非平衡状態(変化)から平衡状態(持続)への遷移を実現した証左と言えるだろう。
そう言った企業の多くはBeing(自分たちは何者なのか、何をなすのか)を認識してビジネスの意義を含めて事業自体に熱意を注げる企業だったのかもしれない。
グローバル化や上場を目指していない企業はHBSの学生にとっては珍しかっただろうし、ビジョンを拠り所にする企業には興味が惹かれたのではないかなと感じる。
HBSの学生がそう言った経営者の話を聞いて解決策を起案していたのは素晴らしいと思ったし「経営の話を聞いてもらって良かった」という言葉を引き出していたのは興味深かった。
一方で、本来は中小企業診断士がカバーすべき領分だったのではないかなと感じるところもあって、学びが大きい座談会だった。

夕方かはらWBSサマーフェスに参加。
入山先生と長内先生の座談会で盛り上がるが・・・入山先生のコミュ力の高さに感心した。
確かにあの進行力はメディアで重宝されるわけだ。
お話も面白かったし、長内先生への弄りも楽しかった。
場があったまってない1番手にガンダム話が来たのは無念(笑)
入山先生が話を振ったジオンのモビルスーツ製造について、ジオニック社はモビルスーツのバランスの良さ(ザク)、ツィマッド社はミノフスキークラフトによる推進力(ドム)、MIPはビーム兵器の技術力(ゴッグ)がしのぎを削りながら開発を進めており、1年戦争終盤で3社の共同開発品がゲルググだったんだと解説すべきだったのだろうかな。

飲み会ではビンゴゲームやくじ引きで盛り上がりつつ、今まで名刺交換してなかった方とご挨拶回り。
人見知りでスンマセン(笑) その後は2次会はリーガロイヤルのバーで美味しいカクテルを頂く。
巨峰のモスコミュールやすだちのジントニックなど。
ビジョンを掲げるにも、具体的過ぎると赤字事業を継続するのにこだわって保守的になりすぎるし、抽象的だとベクトルを揃える助けにならんよね、という議論もしてみたり。

その後、大勇に合流した時にはすでに出来上がりきっていた・・・すごいな、M2の方のパワーは。改めて片鱗を思い知った。(笑)

多くの出会いに感謝の1日でござった。

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