2017年3月6日月曜日

20161015


1限は語録がメインになりつつある岩村先生のファイナンス。
・証券には「有価証券」「証拠証券」「免責証券」がある。債務者を気にしなくても良く、誰が所有者になっても財産的価値が変わらないように制度設計されたものを証券と呼ぶ。株式は証券であることが大事。
・証拠証券は乗車券。目視して証拠を確認した段階で役目を終えている。以前に新幹線で車掌の切符確認後になくしたことがあった。「切符をなくした時の規定に基づいて支払ってください」と車掌に言われたが、たまたま前の日によく寝て元気だったので、若い車掌で遊んでやろうと証拠証券の定義から論理を組み立てて論破してやった(笑)こんな人と関わりたくないと思っただろうなぁ。
・普通株や優先株など、種類ごとに株主総会が開催される。全部取得条項付株式ができたことで、100%取得が以前よりはやりやすくなった。

【岩村語録】
・経営幹部はファイナンスをもっと深く知っておくべきだし、学生にも知ってほしいと思っているが、そうすると志望者が減ってしまうことも承知している。
・ゼミ生にもこの授業は無理して取らなくても良いとは言ってるが、本当は取ってほしい(笑)岩村ゼミではこの授業を見越して金曜夜のゼミはやってない。金曜夜まで働き、朝までカフェで過ごしてから土曜1限の授業に来れば良いのに。
・日銀勤務の頃、日をまたいでずっと行内にいて外に出た記録が無いと、不審勤務をしていると警護から目を付けられてしまっていた。そこで岩村チームでは23時半ごろ出て飲み屋に行き、1時過ぎに帰ってきて仕事をすることが頻発していた。ちなみのボス(岩村先生)は奥さんが怖かったので先に帰ってた。部下には深夜までの勤務を強制した覚えはない。
・アインシュタインの脳は死後に分析されたが、普通よりも小さかった。ただ、空間識別や回転を認識する部位が異常なほど発達して、通常の2割くらい大きかった。ものを抽象的に考えて乱雑に起こっている事象をざっくり掴む能力、つまり本質を見抜く力がすごかった。
・アメリカの会社に才能ないのにあると思い込んでいるシカゴのMBAを自慢にしてる奴がいたので、社外取締役として引っ掛け質問をしたらまんまと引っかかった。弁護士だったら絶対に答えずに「後日書面で回答します」で済むのに、ベラベラと喋ってた。ざまぁ。
・本来、保険業はよほど変なことをしない限りは儲かる。不労所得の塊のようなところ。
M&Aみたいに面白がって自分で本読んで勉強するテーマなら私が話す必要はない。皆が嫌がることを押し込んでいくから性格が悪くなる。
・日本では特別決議は3分の2だが、欧米では過半数。3分の2が必要な決議では何も決まらないし、前にも後ろにも行けないから合理的ではない。
・商法などの授業は法学部に行くと細かく細かく50週くらいかけてやるけど、それはそれで大切なこと。法学部の教授の職を支えるためにも。

2限は授業を取ってないのでレポート書き書き。

3−4限は「なんすかねー」関先生の生産管理。
エクセルでソルバー機能を使った計算問題。
損益分岐点計算と需要予測から将来起こる課題を見出し、打ち手を考えるグループディスカッションも。
どんな企業でもベーシックなところに立ち返り、自社は何の価値を提供したいのかをしっかり打ち出すことが重要。
コスト低減策を基本方針に据えるのではなく、それは方針から導かれる打ち手である。前後しては行けない。
需要予測の例として説明に出てきたのがジャニーズ事務所 タレントがどれくらい売れるか?が需要予測であり、それに基づいて投資額(トレーニング費・プロモーション代)を意思決定しなければならない。
そのためにはテストマーケティングを行って実物で試すのが良い。
先輩グループのバックダンサーとして顔出ししているうちに人気を調べれば、デビュー後の売り上げがかなりの確度で予想できるらしい。すげぇ、ジャニーズ。

2018年にはリーマンショック級の不況がくる。人工的に大不況を引き起こしているファミリーがあるという噂だ」・・・春学期で卒業したはずの陰論がここにも!(笑)

5−6限は山根先生のマネジメントコントロール
ケース授業なのでネタバレはなし。
競争を促しつつも調和を保ち、緊張感は持たせつつも安心感も欠かせない。
機会の平等(資本主義的)←→結果の平等(社会主義的)の軸のどの辺りでバランスをとるか。
理念・オペレーション・制度設計と合わせて全体で考えて適切なマネコンを導入しなくてはならぬ。

そして今週3回目のマルクス先生登場。不思議な組み合わせの1週間だった(笑)

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