2017年3月6日月曜日

20161023

『やり抜く力 GRIT 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワークス:ダイヤモンド社)


平野正雄先生が「GRITめちゃだいじ」と推薦された本。
読み始めたら面白くて一気読みした。
軍隊・大学・スポーツチームにおいて、成績から測定した「才能」からでは当人の「業績」がうまく予想できないという問題点から出発し、業績を残す人/残せない人の差を調べた結果「やり抜く力 GRIT」に差があることを見出した。
本著ではGRITの解説に加えて「内側から伸ばす方法(当人のマインドセット)」「外側から伸ばす方法(上司・親の支援)」の両方を解説している。

ビジネス書であるだけでなく子育て本でもあり、広い意味での教育本だね。
個人が元来有している才能とGRITは独立である点を意識してロジックを組み上げて、過去の心理学・教育学の実験結果を統合している。
自分の頭の中で過去に読んだ教育本や先生・先輩から言われたセリフ、親からの説教(笑)などが合体して行くような興味深い体験を味わった。
色々と読む人によって感じるポイントはあると思うけど、これはオススメな本ですなー

<才能×努力=スキル> <スキル×努力=達成>
自らの才能を努力によって実際のスキルに高め、そのスキルを努力によって実践することで目標を達成する。努力はスキルを身につける段階と、スキルを実践する段階の2重で影響を及ぼす。
やり抜く力=情熱+粘り強さ
(1)興味:自分のやっていることを心から楽しめば「情熱」が生まれる。尽きせぬ興味と好奇心
(2)練習:昨日よりも上手になる努力を怠らない「粘り強さ」自分の弱点を認識し、克服する鍛錬
(3)目的:自分の仕事は重要で人の役に立つと確認すれば「情熱」が生まれる。

(4)希望:困難に立ち向かう「粘り強さ」最初の一歩を踏み出すところからやりとげるまで困難や不安があっても歩み続ける。


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