2017年3月6日月曜日

20161113

『結論を言おう、日本人にMBAはいらない』(遠藤功:KADOKAWA


昨年度でWBSを退職された名物教授:遠藤さんの新刊。
当然ながらWBS生の間ではかなりの注目度(笑)
私も遠藤先生の著書を読んで早稲田に惹かれた口だし、退職された時のブログ記事で同じような趣旨のことを書かれていたので「色々と感じることがあったのだなぁ」と思ってた。
タイトルとかは煽りすぎな気もするけどね。
遠藤先生の側から見たMBA教育の不備、大学組織の問題、教員の問題、学生の問題をリアルに書いてる。
学生の立場から見ても透けて見えたり感じる部分もあるけど、明快にバッサリ斬っていて分かりやすい。
タイトルがショッキングなだけにヒヤヒヤしながら読んだけど、問題点については同意する点も多いね。
そしてあとがきの項目では本文の内容と打って変わって、いきなりしんみりするギャップが面白かった。
教育についての考え方はミスミにいらした三枝さんに近くて「修羅場に放り込んで経験を積んでこそ」という信念がある。
最終的には手を動かして企業価値を生み出さないといけないのだから、理論だけでは足りないよね。
自然科学における理論と実験みたいなもんだと思うし、実践を日々やるからこそ理論を学びたくなるから両輪は必要だと思うなぁ。
実践の機会が少ないまま知識だけが積み上がると習熟ペースが鈍るので、使い道を常に模索してる日々。
この本をお題にして「WBSMBAプログラム事業戦略」についてワークショップを開催するとディスカッションが盛り上がりそうだね(笑)

顧客は誰か?商品・サービスで解決するニーズは何か?あるべき姿は?ヒト・モノ・カネの経営資源は?外部環境は?ベンチマークは?などなど。


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