2017年3月6日月曜日

20161126


今日の1限は岩村先生のファイナンス。オプション理論の続き。
12月の授業で予定していたディスカッションはM2の論文状況を鑑みて、17日に変更しよう。おとそ気分でおめでたい気分で議論をしよう。
・株式は企業価値(V)を原資産として、借金返済額を行使価格(K)としたコールオプションと考えることができる。一方で負債は企業価値(V)を原資産として、借金返済額を行使価格(K)としたプットオプションと考えることができる。
・リスク中立確率とは、将来の資産価値の期待値を安全利子率で割り引くと現在の資産価値に一致するなるように算出された資産の価格変動確率。それよりも高い場合や低い場合は市場で取引されてこの価格に均衡すると考える。

【岩村語録】
・自分のゼミ生には冷たいのは身内だから。身内に厳しい方がかっこいいじゃないですか。身内に緩い教官という評判が立つのはまずい。
・根来ゼミは大変だよ。正月ないんだもん。根来先生は正月に興味ないのか、奥さんが素晴らしいのか。うちではそうは行きません。
・大学の先生の「これが自分が書く最後の本だ」というセリフは当てにならない。なんだかんだと書き続けてしまう。自分も既に前科が2件ある。
・大村先生はスタイリストなのでカッコいい説明を好む。オプション理論をやってからMM理論を説明すべきといつも訴えている。大村先生は「ファイナンスの基礎」という授業を持っているが、サギみたいなもんだ。誰にでも門戸を開くかのようなタイトルは不適切。「なかなか合格しないファイナンスの基礎」など内容に則した誠実な名前にして、どうしても取りたい人だけが受講するようにすべき。
・経済で学ぶ効用と確率は計測することはできない。昔は経済の効用を測定しようと思って、人に電極をつけて測ろうとした時代もあった。
・岩村先生のお父さんは名の通った数学者。息子(先生)が経済学部に入って数理統計学をやると聞いた時には「そんなもんやるのか」と呆れていた。数学は哲学。

2限はレポート書き書き。

3限は「なんすかねー」関先生の生産管理。
・プロフェッショナルマネージャーとして、自部署の個別最適から全社最適を考えられるようにすることが本授業の最大のテーマ。
・今日そこに在庫があることについて担当者を責めても始まらない。将来どうあるべきか(工程在庫ゼロなど)を考えて、メンバーをリードしていくこと。
・設備総合効率(OEE)=時間稼働率×性能稼働率×良品率 グローバルに重要度が認知されているKPI
・保全で増えているオーダーが予兆検知。ベテランの保全員が経験でやってた部分をセンサーなどのデータで判断できるようにする。
・将来みなさんが業界のリーダーになってインタビューを受けた時に「WBSで関先生の授業を受けたのが良かったです」と答えてくれると嬉しい(笑)

4限は△本先生の最終講義(学生企画)
先生がこの日のために作ってくださったスライドで最新の陰論をみっちり解説。 久々の実況だったが、用意した分を使いきれなかった・・・

5−6限は山根先生のマネジメントコントロール。
顧客とのインターフェースを設計するのが経営戦略。
戦略を考えるときはお客の立場になってみて、グッとくるかどうかを考えるべし。ファイナルは人生語り。経験が深くて参考になった。

【山根語録】
・君たちの前に未知の世界に続くドアはある。でも、君たちの多くはドアをノックしないし開けない。勇気を出して開ければ、新しい世界がバッと開くのに。
・お金っていいなと思う。お金があると自由度が高くてたくさんの経験ができる。視点が高く保てば視点が高い人と出会える。
・中小企業でいいから経営者になってほしい。人生が豊かになるし、ビジネススクールで学んだことが役に立つ。自分戦略のPDCAを回さないと学んだことを実践できてないよ。
・君たちの中に答えがある。
・相手に負債感を与えるのもコツ。無理させちゃったな・・・と思わせると将来につながる。
・ロマンってどんな意味?ぜひ君たちのロマンを旅をして見つけて欲しい。

懇親会の1次会はニュースクール。幹事の皆さん大活躍。みんな山根先生大好きだね(笑)

勇気付けられた言葉が多いクライマックスだったね。

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