2017年3月6日月曜日

20161202

今日は枝川先生の「経営と脳科学」
講義スライドに出てきた初音ミクは持ってなかったので大河で代用(笑)

WBS生と言う先輩。

今日のテーマはニューロマーケティング。
アンケートの回答には意識的・無意識的なウソが紛れ込むが、脳の反応は誤魔化せまい!と言う観点に立ってる。
外界から受けた刺激に対して脳がどのように反応し、結果としてどのような消費活動に結びつくかを考え、効果的なマーケティング施策を考える。
心理学に関する学問は興味があって勉強したことがあったが、理系としてはケミカルな反応まで落とし込んで解説される方が腹落ちして良いかもしれんなー

【枝川先生コメント】
・経営学会の出す学会誌「経営学は学問なのか?」という特集があった。工学部1+1=2になる世界に生きてる人は社会科学に馴染まないこともある。
・科学者の立場はまだろっこしい。自分の知ってることしか知らないし語れないので、聞き手を自分の土俵に引き込もうとして外堀を埋めようとする。前置きが長い・・・
・理論化できたものなら、それを使って将来の予想ができるはず。法則を束ねて理論化し、イシューに対してソリューションを与えることが目的。
・脳科学では因果関係は厳密にいえない。脳が先で感情が後なのか?当然だろうと思ってることも調べなきゃわかんない。相関関係は言えるのだけれど。この授業では「こころ」「行動」を導くのが脳活動であるというスタンスで進める。
・この授業も今年で6年目。このような脳科学の授業ができるのはWBSならでは。
・脳科学の進歩は速く、夢で見た画像、思い描いたアルファベットを当てるぐらいのところには来ている。技術進化ってすごい。
・脳は内側から外側に向けて高等になっていく。一番外側が霊長類などしか出てこない高度なもの。大脳新皮質。人手一番発達している。辺縁は記憶・報酬系、視床下部はホルモン分泌、小脳は学習、脳幹は生きるために必要な呼吸などを担う。
Brain(脳)→Elucidation(調べる)→Setting up(マーケティング策を定める)→Transmission(伝達する)→Brain(脳)・・・と回っていくBEST circle!こそがニューロマーケティング!・・・でも、このBESTは毎年使っているけど全然流行らない。そろそろ引き上げようかな。
・ポジティブにご褒美でつるよりも、嫌がることをコントロールした方が継続できて堅牢性が高い。
・脳が回る=神経回路が働く。脳では報酬=快感
・脳の活動はコミュニケーションと同じ。伝え手がドーパミンをたくさん出しても、受け手(受容体)が受けてないこともある。ちなみに受容体は遺伝的要素が大きい。伝達物質は増減可能。
・ブランディングの成否を分けるのはハッピーエンドで終わるかどうか。こころを揺さぶる刺激があった後にフォローがあればイメージアップしてロイヤルティが向上するが、フォローがないとイメージダウンになる。
・好きな人と目があうとご褒美になるが、嫌な人と目があうと罰になると言う実験結果がある。脳は正直。

・別に下ネタに振りたくて脳科学の話をしてるんじゃありません。 脳におけるドーパミンと受容体のやりとりを、人と人とのコミュニケーションに例えていたのはとても面白かった! 学びが多い授業でこれからが楽しみ。

0 件のコメント:

コメントを投稿