2017年3月6日月曜日

20161213

『オープン・イノベーションのマネジメント 高い経営成果を生む仕組みづくり』(米倉誠一郎・清水洋:有斐閣)


元々MOT系に興味があったこともあり、おすすめ頂いた本を読了。
オープン・イノベーションが10章に渡る論文形式でまとまっていて、今までイメージやニュアンスだけで認識していた部分を構造的に認識することが出来て面白かった。
外部機関にR&Dをアウトソースしたり、ライセンスを買って来たりするだけと思ったら痛い目に遭うのね・・・
大阪ガスや製薬メーカーの事例、中小企業のニッチトップの話などは参考になる。
最終章で「障害のほとんどは企業内部の問題」と指摘しているのは興味深い。
最初から読み通して行くと「確かに!」と腹落ちする内容だった。
参考文献リストもしっかりしてるので、これをベースにしばらく勉強してみるかな。

「日本にはこれだけ優れた経営資源があり、世界には課題が山積みだ!資源を組み合わせてイノベーションで解決せずして何とする!」みたいな読者の勇気を奮い立たせる終わり方をしているのは米倉先生の情熱なんだろうね(笑)


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