2017年3月6日月曜日

20161227

『日本近代史』(坂野潤治:ちくま新書)


明治維新〜昭和までの近代史の本が読みたくて「新書サイズだから読みやすそう!」と軽い気持ちで買った本だが・・・
まさか読み終わるまでに3ヶ月を要するとは(笑)
内容はガチの歴史研究者の本で、当時の史料(文書や日記、手紙など)を原文ママで引用しながら当事者たちの思考をファクトベースで追いかけつつ、総じて歴史的イベントがどのように動いていったかを解説している。
戦争や文化よりも「当事者たちは何を考えて、誰の支持を受けて行動していたか」をじっくり緻密に追いかける内容。
読もうとはするのだが、見開き2ページ読んだだけで睡魔に襲われるという格式高い文章はなかなかのハードルだった。
進まないことに最初は焦ったりもしていたが、そのうち「これは深い眠りにつくための入眠剤だ」と割り切って1日本当に少しずつ読むように切り替えた。
本当によく眠れるのでおすすめ(笑)
久々に達成感のある読書だった。ページ数の少ない近代史の本だと人名と出来事の羅列になってしまいがちだが、経済と支持基盤によって歴史は動くのだなぁと感じた次第。

・・・次読む本はもうちょっと軽めにしておこう。


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