2017年3月6日月曜日

20170113

金曜は枝川先生の「経営と脳科学」


冒頭は脳科学をテーマにしたマーケティングのグループワークプレゼン。
その後は学習する組織と記憶・学習の脳科学の講義。
適切なCMやマーケティング策を検討する上で、脳科学的なデータを取ることで論理をつなぐエビデンスを入手できるのは大きいね。
今までのアンケートや官能評価よりは精度が高いイメージ。
しかし、脳科学的に最適化された好感度とロイヤルティが最大化されたCMばかりになったら、CMで差がつかない時代になるかもしれんな(笑)

【今日の学び】
・組織は1人1人の「思考」と「相互作用」で価値を創るところ。学習する組織への変革を目指してメンバーに変化を促すことはできても、直接的に変えることはできない。
・企業文化も伝える側と受ける側の両方がいないと時間軸で繋がらない。
・怒りの感情の根っこには不安や恐怖がある。怒りにダイレクトに対応しては間違える時も。
・記憶は3ステージで獲得-保持-再現からなる。飲酒をするとエタノールが受容体をキャップするので情報を獲得しにくくなり、ど忘れの場合は保持しているのだけれど引き出せない状態。
・情報は繰り返し想起することで、即時記憶-短期記憶-長期記憶と固定されていく。固定されなかった情報はなかったことになってしまう。
・記憶している情報は、思い出した時に一番不安定な状態になる。一度思い出して(外に出してしまうと)変わってしまうことがある。心理学の実験では25%が虚偽記憶による上書きが起こったという報告もある。
・語呂合わせは自分で色々と考えてみることが大事。ハマるキーワードがないかを脳の中で考えてみる(精緻化)プロセスが大切。
・ワーキングメモリーがいっぱいになると覚えにくくなる。有効的にするには外部記憶を使ったり、睡眠や昼寝でリフレッシュしたりすることが有効。

・脳科学では「無意識」とは言わずに「潜在意識」という言葉を使う。「無意識」を使うのは心理学のフロイト学派。

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