2017年3月6日月曜日

20170126

入山先生の「今日は不意をついて時間通りに来てみました」グローバル経営。


がっつり学生による論文解説プレゼン。

【ラグマンの論文】
・「世界で満遍なく売上を立てている企業=世界で通じる固有の強みを持ったグローバル企業」と定義して、企業がグローバル化しているかどうかを調べてみた。北米・欧州・アジアの3つのエリアにおいて、自国エリアで50%以下&他エリアで20%以上の売り上げを立てているという定量的定義をして調べてみると、フォーチュン500の中の365社の中でグローバル企業は9社しかなかった@2000年段階
・メディアでは「グローバルカンパニー」と言われながらも、ホームエリアで集中して売り上げを立てている企業が大半。
・フォーチュン500であっても自社の強みは地域限定の強みでしかない場合が多い。むしろ「なぜ欧州で勝てない?」と自社の強みを出せば世界で満遍なく勝てるという発想がおかしいのではないか。

【ポーターのクラスター論文】
・グローバル化と言いながら、強みには地域偏在性が生じる。生産性・イノベーション・新規事業の形成
・アメリカは3億人の人口があってもナレッジを生み出しているのは2箇所だけ。それぐらい偏在している。
・インターネットで手に入らない情報にこそ価値がある。シリコンバレーでもネット企業なのにビジネス上の情報はネット以外で手に入れている。近くのスタバとか。

【スパイキーなグローバル化】
・世界はフラットになっているのではなく、スパイキー(ギザギザ)になっている。人口や引用などは局所的に集中している。
・アメリカと台湾のように国としてみるのではなく、シリコンバレーと新竹と地域や場所で見なくては勘違いする。
・人との交流が重要な情報集約型ビジネスの国際化は国ではなくて地域に集中して起きている。暗黙知やインフォーマル情報を持っている人が行き来していることが重要。

【おまけ】

・スパイキーモデルは合コンでも応用できる。

0 件のコメント:

コメントを投稿