2017年3月6日月曜日

20170127

金曜は枝川先生の「お姉ちゃん盛りだくさんの本領を発揮した」経営と脳科学。


冒頭は脳科学をテーマにしたモチベーションのグループワークプレゼン。
その後は広告戦略の脳科学」の講義。神話パートは超ダイジェストだった。

【プレゼン】
・締め切り間際にならないと頑張らない人はアドレナリンジャンキーかもしれない。ノルアドレナリンが出ると緊張して覚醒度が高まるけど、ストレスホルモンなので長期は持たない。「締め切り間際で大変!俺、超頑張ってるぜ」となる人が多いのでは。世界標準のI山先生を思い出した(笑)
・価値観が1本に揃っているときはモチベーションはなくてもインセンティブでいける。価値観の多様化が進むことでモチベーションが重要になってきた。
・人間は子供の頃に欲しくても手に入らなかった「人生の忘れ物」を大人になってからの経済活動で取り戻そうとする。子供の頃に苦労された方は経済的に成長するケースが多い。

【広告戦略の脳科学】
・消費者の注意を集めて記憶にとどめてもらうことが広告。認知と記憶の脳のメカニズムが大事。
・ブランドロゴを見たときにどの会社かを思い出すのは意味記憶だが、過去のエピソードまで思い出したら非常にしっかり記憶に止まっていて成功していると言える。
・ロゴの色が多いと認知負荷が高くなる。シンプルなものが良い。なんとなくで判断する状況においては影響する。
・視覚・聴覚・味覚・触覚は複数の段階を経て記憶に至るので歪む可能性がある。嗅覚はダイレクトに伝わるので歪むことが少ない。ビールの広告を見て視覚から聴覚・味覚を想起させる共感覚を利用するシズル感も大切。
・マスで広告を広く打つときは生理的・安全の欲求に訴えると良いが、刺さったときに深いのは高次の欲求に繋がるもの。ストライクゾーンは狭いけど、きちんとセグメントして狙って行く。
・購買理由が説明できる直接メッセージと、意識しないでなんとなく買わせる間接的なメッセージがあるが、後者を埋め込めると広告効果が強く出る。
・人は注意を向けないと記憶に残らない。広告出稿も出し続けるのではなく、インターバルを置いてメリハリをつけた方が再生率が高い。
・認知→感情→行動と、注意したものを見て感情が動いてから行動に移る。最近のマーケティングでは共感まで持って行く。
・脳は注意を向け、入ってきた情報を「選んで」保存したり出力したりする。
・恐怖訴求をすると注意を引ける。ストーリー性を持たせて救済案(フォロー)を提案すると効果的。刺激の後にフォローがないとイメージダウンしてしまう。ただ、待てる時間は個人によって違う。
・レールが敷かれている中でハプニングがあるのは偶有性があるという。安心してドキドキできるなら受け入れられる。
・回転寿司は回る向きと速度で美味しそうに見えるかどうかが変わるらしい。利き目の影響なんだとか。

クライマックスは元岩村ゼミでWBS稲門会伝説の幹事の特別セッション。個人的見解なので内容は秘密。
プレゼンとスライドが上手でしたなー。さすが伝説の幹事。

写真は『脳の取扱説明書』(木ノ本景子:みらいパブリッシング)
年末年始に掛けて脳科学の本ばかり読んでた気がするなー
こちらはお医者さんの書かれた本で、文書が平易に書かれていて脳機能が大変分かりやすく書いてある。

脳に障害を負った方の症例から、該当箇所の脳機能を明らかにするという事例が豊富にあるので、いかにもお医者さんらしいなと思う一方で、苦手な方は苦手かもしれない。私はやや苦手(笑)

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