今日は「行けるじゃん?」な松川先生のIT戦略マネジメント集中講義。第2回
【Activity Based Costing】
・製品ライフサイクルが短くなっている。寿命が4分の1になったら、4倍のスピードで商品を出さなきゃいけない。それだけ仕事があるってこと。無駄な仕事やってる場合じゃねぇ。
・エラー処理や非効率なやり方は工程の上流のせい。非効率だと思ったら前行程を問い詰めよう。
・作業単価×時間×回数に分解した上で点検してメリハリをつけるべし。
・目新しいテクニックに走るのではなく、現場の状況を理解すべし。作業単価を知っておくと投資効果が算出できる。
・オートメーションのシステムを入れても、使うか否かは現場任せになっている会社が多い。逆にマニュアルミスでせっかくの機能が無駄になってしまうことも。
・本来であれば自社の競争優位を築く工程に最も時間を割くべき。その次が付加価値を生む工程。自社都合の付加価値を生まない工程はできるだけ削減したいところ。
・競争力の源泉を調べる方法はお客さんに聞くこと。この時に顧客ニーズを平均してはいけない。カテゴリー分けして分類する。
・処理と管理の仕事は現状の肯定(維持)を前提としたもの。反対に想像と改善の仕事は現状の否定(成長)を前提としている。創造ばかりしていては金にならんが、現状維持だけしていても未来がない。2つの矛盾が存在するのが経営。
【ERP】
・グループ全社で共通のシステムを導入し、実績と予測を集計してCEO&CFOが意思決定を行う。その後資源の再配分や投資家への説明などを行なっている。予測に応じて行動を決定している。
・日本では全社で共通のシステムを導入する文化がなく、各子会社で個別のシステムを入れて連結している。集計された過去の実績で意思決定しているとアクションは後手に回る。
・ライフサイクルによって成長期は現場中心が良く、成熟するにつれて中央集権に変わってくる。ステージに応じてIT戦略の切り替えが必要だが、日本はいつまでも現場中心のままかも。
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