今日は第3回の松川先生のIT戦略マネジメント。
紀尾井町のYAHOOオフィスでの公開授業。
【オフィス見学】
・入口がわからず軽く迷う(笑)
・18階は「未完成」を表現したフロア。「インターネットに完成はない」の精神の表れで、経営陣の自社イメージの顕現。
・17階は「オープン・コラボレーション」を表現したLODGE。頂上を目指す出発点としており、誰でも無料で利用可能。ベンチャーの社長が来て勝手にセミナー開いて、様子を見にきた社員とつながるということも起きる。
・オフィス6000人全員フリーアドレス。どのフロアで働いても良い。貸し出しiPhoneやPCのWi-Fiから場所を特定して探しに行く。寝転んで仕事ができるエリアもあり。
・役員用フロアではCEO・CFOがDJブースみたいな場所で執務を行う。
【IT活用のトレンド】「 」書きはサービス名
・Crowdsourcing:自動で仕事を集める仕組み。ネットで納品できる内容が多く、経産省でもロゴデザインに8万円で143提案集まるなど、プロだけでなく副業デザイナーも多く集まっている。
・Crowdfunding:アイディアを示して自動で資金調達を行う仕組み。「Kickstarter」ではゲーム開発やiWatchっぽいものでも資金調達ができている。
・Recommendation:「Amazon」でオススメ商品を表示してくる機能が代表的。
・Curation:ある目的を持って記事を読むことでどんどん集まってくる機能。「Antenna」は自分の好きなものを選んでいくだけでコンテンツが集まってサークル活動が始まるようなことも。「Sensy」はファッションの画像の好き/嫌いを判断していき、データを蓄積することで個人の好みの服を提案して来てショッピングができる。
・POS(Point of Sales)売ることをゴールとし「商品がいつ売れた」のデータを蓄積する。しかし、売って終わりな時代から消費者が商品を使うシーンを最適化するために生まれた概念がPOU(Point of Use)もの時代からこと時代に変わっていった。リアルタイムで逐次処理ができるテクノロジーがPOUの認識を可能とした。
・AIDEES(Attention・Interest・Desire・Experience・Enthusiasm・Share)AIDMAから進化して、消費者経験から熱狂を呼び、その経験をシェアするというAIDEESという概念も出て来た。
・AIとMaschine
Learning:機械学習に関して1959年にアーサー・サミュエルの定義は「明示的にプログラミングしなくても学習する能力をコンピュータに与える研究分野」
・Informational organisms(infogs):情報的有機体。我々は1人1人が単体(スタンドアロン)だと思っていたが、実は相互に結びついた情報的有機体であったという存在論的な革命(チューリング革命)
・HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO
COMPUTERISATION?:オズボーン教授の論文。人間の仕事の半分はコンピュータに置き換わってしまうという論文。仕事の質をパラメータ化して計算で求めている。オフィスのルーチン業務は置き換わる傾向が高い。マネジメントも中間管理職は抜かれるだろう。
・Work Shift:経営組織論専門のリンダ・グラットン教授の著書。専門性を持たないと生き残れない時代がくる。独自の専門性を継続的に磨き、さらに連続的に専門性を身につけ続けるべし。続けるためには好きなことをコアとせよ。
先生の講義終了後は懇親会。ビールとサンドイッチを食す。
さらにその後、バーに入ってグループワーク(笑)ノートPC開く集団には周りも引いただろうな・・・
YAHOOの太っ腹加減を思い知った。便利な場所だねぇ。
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