今日は第4回の松川先生のIT戦略マネジメント。
先生が理事長を務める神楽坂の英検協会ビルでの授業。
【日本英語検定協会】
・実用英語の習得および普及向上を目的として設立された公益財団。生涯学習に貢献するため小学生から社会人まで幅広くカバー。
・英検ブランドとして複数のテストを実施。小学生向けJrや、すぐに結果が出るIBAなどもある。大学入試向けのTEAP、留学向けのIELTS、社会人向けのBULATS。学校の教育効果測定も兼ねて受験者が年々増えている。
・英検はReading/Listening/Speaking/Writingの4技能がテスト項目となり、2016年度からは合否判定に加えてスコアも公開されている。技能ごとのスコアも公開され、入試での活用も広まっている。さらに国際標準指標のCEFRとも対応しており、全てのテストのスコアが連続的に比較できるようになっている。
・スタディギアという学習ツールも提供している。英検受験者は利用可能。
・定型的なシステム操作を自動化したツールを導入している。文科省や他社の公開情報からニュースリリースを収集してきてまとめたり、オンラインでの試験問題漏えいを抑止するため動画サイトを監視したり。
・「テストはBULATS(ブラッツ)」Cambridgeの4技能テスト 年間500万人受けている。社会人ならB2を取るべし。TOEICで英語力が計れているのだろうか?という確認でBULATSを受けている。
・見学では英検のマークシート回答用紙を高速で読み取る装置に感動。やはり駆動するメカは素晴らしい。
・英検では視覚障害や聴覚障害を持っている方も受験できるようなインフラを整備している。さすが公益財団。
後半はビジネス英語に求められるゴールと英検の役割について、IT活用を想定した提案を行うグループワーク。
議論しながらビールとピザパーティ!
WBSには海外赴任経験者が多く、リアルな事例が飛び出して大変面白かった。
確かにnon-nativeの英語は大学に入って初めて聞いて衝撃を受けたものなぁ・・・
日本の英語教育問題の原因については諸説あるだろうけれど、抜本的には学習指導要領に踏み込む必要もありそうだなぁ、と。
英検と聞くと正直なところ「中学高校の英検」のイメージしか持ってなかったので、最新の取り組みを聞いて認識を新たにした。
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