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2017年3月6日月曜日

20170203

金曜は枝川先生の「経営と脳科学」最終回。


社会も企業も人が動かすので、意思決定や行動を促す背景である脳機能を理解して経営に活かす!
「イノベーション」「リーダーシップ」「行動経済」「脳科学神話」の4テーマ×2グループ=8個のプレゼン。同じテーマでもチームによって切り口が違って面白い。

【メモ】
・脳機能は情報の処理(認知→意思決定)と蓄積(記憶)
・新事業を考える時に自分たちの困りごとを紙に書き出して壁に張り出すワークがある。これに加えて理想も書き出してあげると、ニーズの上限と下限が明確になるのでアイディアの具体化がやりやすくなる。
SQは社会性(人間関係)の知能の高さ。ミラーニューロン・紡錘細胞・オシレーターの3要素が働く。専門性だけでなくSQの高さも欲しい。
・ストレスを事前に予期しているかどうか把握しておくことが耐える上では大切。
・購買判断はグッとくるかどうか。理性の損得だけで意思決定しているわけではない。
写真は脳科学のグループワークで読み込んだ本の一部。私たちのグループはイタコの口寄せを脳科学的に解釈したプレゼンだったが、神話的なミステリアス要素は伝わったんじゃないかな。出だしが良い意味で稲川淳二的雰囲気を作ったねー

この準備のために、クリスマスから年末年始にかけてずっとイタコと脳科学と霊能力者の本を読んでたわ。今日発表が終わったのでようやく公開出来る!(笑)

20170127

金曜は枝川先生の「お姉ちゃん盛りだくさんの本領を発揮した」経営と脳科学。


冒頭は脳科学をテーマにしたモチベーションのグループワークプレゼン。
その後は広告戦略の脳科学」の講義。神話パートは超ダイジェストだった。

【プレゼン】
・締め切り間際にならないと頑張らない人はアドレナリンジャンキーかもしれない。ノルアドレナリンが出ると緊張して覚醒度が高まるけど、ストレスホルモンなので長期は持たない。「締め切り間際で大変!俺、超頑張ってるぜ」となる人が多いのでは。世界標準のI山先生を思い出した(笑)
・価値観が1本に揃っているときはモチベーションはなくてもインセンティブでいける。価値観の多様化が進むことでモチベーションが重要になってきた。
・人間は子供の頃に欲しくても手に入らなかった「人生の忘れ物」を大人になってからの経済活動で取り戻そうとする。子供の頃に苦労された方は経済的に成長するケースが多い。

【広告戦略の脳科学】
・消費者の注意を集めて記憶にとどめてもらうことが広告。認知と記憶の脳のメカニズムが大事。
・ブランドロゴを見たときにどの会社かを思い出すのは意味記憶だが、過去のエピソードまで思い出したら非常にしっかり記憶に止まっていて成功していると言える。
・ロゴの色が多いと認知負荷が高くなる。シンプルなものが良い。なんとなくで判断する状況においては影響する。
・視覚・聴覚・味覚・触覚は複数の段階を経て記憶に至るので歪む可能性がある。嗅覚はダイレクトに伝わるので歪むことが少ない。ビールの広告を見て視覚から聴覚・味覚を想起させる共感覚を利用するシズル感も大切。
・マスで広告を広く打つときは生理的・安全の欲求に訴えると良いが、刺さったときに深いのは高次の欲求に繋がるもの。ストライクゾーンは狭いけど、きちんとセグメントして狙って行く。
・購買理由が説明できる直接メッセージと、意識しないでなんとなく買わせる間接的なメッセージがあるが、後者を埋め込めると広告効果が強く出る。
・人は注意を向けないと記憶に残らない。広告出稿も出し続けるのではなく、インターバルを置いてメリハリをつけた方が再生率が高い。
・認知→感情→行動と、注意したものを見て感情が動いてから行動に移る。最近のマーケティングでは共感まで持って行く。
・脳は注意を向け、入ってきた情報を「選んで」保存したり出力したりする。
・恐怖訴求をすると注意を引ける。ストーリー性を持たせて救済案(フォロー)を提案すると効果的。刺激の後にフォローがないとイメージダウンしてしまう。ただ、待てる時間は個人によって違う。
・レールが敷かれている中でハプニングがあるのは偶有性があるという。安心してドキドキできるなら受け入れられる。
・回転寿司は回る向きと速度で美味しそうに見えるかどうかが変わるらしい。利き目の影響なんだとか。

クライマックスは元岩村ゼミでWBS稲門会伝説の幹事の特別セッション。個人的見解なので内容は秘密。
プレゼンとスライドが上手でしたなー。さすが伝説の幹事。

写真は『脳の取扱説明書』(木ノ本景子:みらいパブリッシング)
年末年始に掛けて脳科学の本ばかり読んでた気がするなー
こちらはお医者さんの書かれた本で、文書が平易に書かれていて脳機能が大変分かりやすく書いてある。

脳に障害を負った方の症例から、該当箇所の脳機能を明らかにするという事例が豊富にあるので、いかにもお医者さんらしいなと思う一方で、苦手な方は苦手かもしれない。私はやや苦手(笑)

20170120

金曜は枝川先生の「経営と脳科学」


冒頭は脳科学をテーマにした意思決定のグループワークプレゼン。意思決定は結果に対する価値を評価し、その価値を最大化させる選択肢を選ぶこと。個人によって価値を導く関数が違うので、パラメータだけ揃えても必ずしも合意できるわけでもなさそうやね。
その後は「リーダーシップと感情マネジメント」「行動経済学と神経経済学」の脳科学の講義。

【リーダーシップと感情マネジメント】
・リーダーは人格と結びついているが、リーダーシップはスタイルのこと。組織コントロールスキルは感情的(扁桃体・頭皮質)と理性的(前頭前野)で分類できる。
EQIQの反駁として誕生した感情面の知性で自己認識・自己統制・動機付け・共感・社会的技能の領域をもつ。後半2つの能力が社会性に影響を与える。
PM理論はPerformance(自身の業績)とMaintenance(組織の維持)の2軸で分類する。脳科学的にはPerformanceが報酬系で、Maintenanceが情動系の機能に該当する。
・扁桃体は情動系なので素早く機能して刹那的な選択肢を選んでしまう。行き過ぎた場合は前頭前野が働いてブレーキをかけるべきところだが、子供など未発達の場合は十分機能せず低次の衝動的な欲求に行ってしまう。高校生はまだ未発達で日本人では25歳くらいまでかけて成熟する。

【行動経済学と神経経済学】
・標準的経済学は完璧な経済的合理性を追求する人から構成されている。失敗もしないし後悔もしない利得を求める人々が合理性を追求する(ゲーム理論)中でも均衡点に早くたどり着いた者が勝つ社会を想定している。でも実社会は繰り返しゲームの世界。
・行動経済学は経済活動に関する人間心理・消費者行動を調べる学問。人は非合理行動もとるし、結果に後悔もすると想定している。行動経済学的行動の原理は自己の満足度をパラメータとする点と、認知負荷が軽い選択肢を選びがちという点。
・行動経済学のベースは行動ファイナンス。これは投資家心理に基づいた市場環境の分析で「市場は効率的なわけではない」とするもの。さらにその元はプロスペクト理論(限界合理性)。効用感は逓減し、損得で非対称になっているため、得する感覚よりも損する感覚の方が大きい。
・神経経済学は意思決定の脳科学。均衡(結論)に達するまでの意思決定のインセンティブを解明すること。AIとビッグデータ解析が発展すると、消費者行動から消費者認知科学に行けるかもね。

写真は16日の授業で紹介された『天才』(宮城音弥:岩波新書)
1967年(今から50年前!)の本で、上手にこなすスキルを持つ能才・人とは異なるスキルを持つ異才・スキルがない無才・真の創造を生み出す天才と分類している天才学の本。
本著では世界中の著名な天才のエピソードを紹介しているが、社会不適合エピソードが満載(むしろ、それしか書かれていない)
最終的に著者は「天才は不適応者だ。社会的適応性を犠牲にして創造作用を行なう人間だ」という結論に至っている。

常人の限界を超えた領域まで飛び出せるくらい精神に振れ幅を持っていて、振り切ったタイミングで創造活動を行うことで名曲・名作を作り上げたのではないかなぁと思う。


20170113

金曜は枝川先生の「経営と脳科学」


冒頭は脳科学をテーマにしたマーケティングのグループワークプレゼン。
その後は学習する組織と記憶・学習の脳科学の講義。
適切なCMやマーケティング策を検討する上で、脳科学的なデータを取ることで論理をつなぐエビデンスを入手できるのは大きいね。
今までのアンケートや官能評価よりは精度が高いイメージ。
しかし、脳科学的に最適化された好感度とロイヤルティが最大化されたCMばかりになったら、CMで差がつかない時代になるかもしれんな(笑)

【今日の学び】
・組織は1人1人の「思考」と「相互作用」で価値を創るところ。学習する組織への変革を目指してメンバーに変化を促すことはできても、直接的に変えることはできない。
・企業文化も伝える側と受ける側の両方がいないと時間軸で繋がらない。
・怒りの感情の根っこには不安や恐怖がある。怒りにダイレクトに対応しては間違える時も。
・記憶は3ステージで獲得-保持-再現からなる。飲酒をするとエタノールが受容体をキャップするので情報を獲得しにくくなり、ど忘れの場合は保持しているのだけれど引き出せない状態。
・情報は繰り返し想起することで、即時記憶-短期記憶-長期記憶と固定されていく。固定されなかった情報はなかったことになってしまう。
・記憶している情報は、思い出した時に一番不安定な状態になる。一度思い出して(外に出してしまうと)変わってしまうことがある。心理学の実験では25%が虚偽記憶による上書きが起こったという報告もある。
・語呂合わせは自分で色々と考えてみることが大事。ハマるキーワードがないかを脳の中で考えてみる(精緻化)プロセスが大切。
・ワーキングメモリーがいっぱいになると覚えにくくなる。有効的にするには外部記憶を使ったり、睡眠や昼寝でリフレッシュしたりすることが有効。

・脳科学では「無意識」とは言わずに「潜在意識」という言葉を使う。「無意識」を使うのは心理学のフロイト学派。