2017年3月6日月曜日

20160926

『技術革新の経済学』(R.クームズ・P.サビオッティ・V.ウォルシュ著:新世社)


長内先生の授業で紹介され、古本で見つけたのでゲットして読んでみた。
1989年出版で歴史を感じる。
しかも日大経済学部の蔵書だったのが古本に流れてきたものらしい(笑)

よく経済の本で「企業の技術革新によって供給曲線がシフトする」という表現があるけれど、このメカニズムは外的要因だけで説明して良いのか?企業の生産関数の中に漸進的な改善だけでなくてドラスティックに変化しうるようなメカニズムを内包しているのか?という点では面白い議論がされていたと思う。
イノベーションや技術革新を生産関数の中で記述しようと思ったら確率論的な要素を考えないといかんのだろうなーと薄らぼんやり考えたところで終了。

1周読んだだけでは情報量が多くてニュアンスをつかむのが精一杯。
しばらく置いてからリベンジだな、こりゃ。

文章が直訳調で、組織科学などの論文を思わせるよう言い回しが多いので「こういう文章にすれば論文っぽく見えるんだな」という点が図らずしも参考になった(笑)


0 件のコメント:

コメントを投稿