『良い戦略、悪い戦略』(リチャード・P・ルメルト著 村井章子訳:日本経済新聞出版社)
ルメルトの戦略解説本で、淺羽ゼミの推薦教科書
ビジョン・ミッション・価値観・戦略とテンプレートに当てはめれば出来ると思ったら大間違いだぞ!と釘を刺していて、とても耳が痛い・・・
良い戦略の事例に加えて、悪い戦略の事例やエピソードもふんだんにルメルト節で解説されている。企業の事例だけでなく戦争の例まで引き合いに出している。
「研究開発費も満足に捻出できない悲惨な利益率の状況下で、必要なのは利益を増やす戦略であって、聞こえの良いスローガンではない」と何社もぶった切ってる(笑)
良い戦略にカーネル(核)が存在し、3つの要素で構成される。
- 診断:取り組むべき課題を見極め、複雑な状況を解きほぐすべし
- 基本方針:診断で見つけた課題に対する取り組みを明確にすべし
- 行動:基本方針を実行するために一貫性のある行動をとるべし
何度か読み直すことになる本だなぁ。
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