米倉先生と根来先生の両方の毒舌を聞いた週だった!お二人は毒舌の系統と過激度数が近しいと思う。お二人の毒舌に、ファイナンス的な知性とシニカルと愛を加えると岩村先生になるというのが私の見解(笑)
今週は外部研究者の方の話を聞く機会が重なり、青色LEDの天野先生の講演会もありとインプット多め。
5/11に公開された『社会経済動向と科学技術イノベーション政策の変遷/CRDS-FY2018-RR-01』に歴史がまとまっている。科学技術イノベーションの目的が新しい製品・サービスを産み出す時代から、社会問題を解決する時代への移ろいが流れで分かる感じ。
大学や独立行政法人に対する公的資金支援の全体像の図表は、規模感を知るには手っ取り早く分かる資料。
データ(エビデンス)に基づいて、科学技術イノベーション政策を立案できるようなシミュレータやツールを提供するのが今のプロジェクトのミッション。
パフォーマンスを改善するような公募型資金の配分方法や制度設計も大切だし、そもそも経常的経費の配分も重要。
個人的には大型研究施設(SPring-8やスーパーカミオカンデなど)の成果の定量やパフォーマンス改善を研究したいなぁと思っているので、色々と研究者との接点も増やして行きたいところ。
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天野先生の講演レポートはこちらで公開したが、大学の役割って何だろうと考える切っ掛けになった。工学系ではシーズを作るゼロから1を産む研究だけでなく、1から10を作るイノベーションを企業と一緒にやるという提案だった。大学が基礎研究やって、中央研究所を経て開発に進むといったリニアに進む時代ではなく、境界が曖昧になっているのかなとも感じたり。
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5/12(土)は根来先生授業でのネゴロクはこちら。
【ネゴロク】
- この授業は予習の負荷を減らすという実験をしている。私のレピュテーションがどう変わるかという(笑)
- 測定することによって、人々が痩せるかどうかは微妙。実は最近IoTベルトを買いまして。これには歩数計機能があるし、お腹が膨れると検知される。たくさん食べ過ぎると管理されている。大したもんでしょ?そして座っている時間も測定される。でも、全然努力していないので、行動は別なんだなと思う。
- 昔からある理論として、人間は測定されるだけで行動する理論がある。保険の営業担当にインセンティブを与えなくても、成績を張り出すだけでも努力する。私のIoTベルトはダメなんだ。私の毎日の行動がどこかに晒されると変わるかもしれない。家が近いから3,000歩しか歩いてない。やばいんですよ。こんなことやってるとダメなんです。時間がないんです。
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銀河英雄伝説の合間に読んでいた『地底旅行』(ジュール・ヴェルヌ:創元SF文庫)
リアリティとファンタジーの融合が面白い。これが1865年の作品なのだから凄いものだ。
そして怪物に襲われようが、船出することになろうが、予想しなかった環境に置かれたとしてもデータを記録し続ける教授の執念と姿勢には学ぶところがあった(笑)
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