2017年5月22日月曜日

20170522

プロモーションムービーが出た段階で話題になったスカーレット・ヨハンソンの「GHOST IN THE SHELL」を見て来た。

「サイバーパンク風ロボコップ」というのが私の一言感想。


別に士郎正宗コミックや押井守アニメの忠実な実写化を期待していた訳ではないんだが・・・
なんだろね、このオタ向けに尖ってた部分を削って整形して、より多くの方に理解しやすくした結果、誰にも刺さらなかった感じは。


士郎正宗版(1991年)において、AI・義体化・電脳ロビーなどは想像上の創作物だっただろう。コンピュータで言えばPC-98時代からDOS/VWindows3.0に移ろうタイミングである。

AIと言えばファミコンのCPU側という認識で、SDガンダムワールド ガチャポン戦士スクランブルウォーズ(1987年)で敵の手番になった時の「カンガエテマース」と言いながら數十分も計算を続ける程度のものだった時代だ(笑)




現在は電脳とまではいかないが、ネットワーク上での会議もVRARの技術も現実として見えて来たタイミングでもある。これらを踏まえて新しい解釈の攻殻機動隊が出ても良かったんじゃないかなとは思う。
ビルほどの大きさがある鮮やかな着物を着た女性のイメージが街中に乱立していると言った「90年代SFでありがちな近未来TOKYO」をそのまんま持って来られた感じ。今でもちょっぴり退廃的な近未来はこんなイメージなのか?もっとスタイリッシュになってるとは思うんだがなぁ。


  • 北野武の恐ろしいまでの棒読み・・・感情を押し殺した冷徹上司風を出してるのか?
  • 出番が多いのはバトーとトグサくらいで、イシカワ・サイトー・ボーマがチョイ役なのは仕方ないとして。ナイフ使いのパズに至っては「ラドリヤ」という女性キャラに差し替えられてる。
  • 物語の本当のヒロインは博士(ジュリエット・ビノシュ)



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