『日経テクノロジー展望2018 世界を動かす100の技術』(日経BP社編)
日経BP社系列の技術誌編集長と専門記者が議論して、知っておくべき技術をピックアップして説明している。
あらゆるところからセンサーなどでデータを集めてきて(IoT)、アルゴリズムで未来を予測し(AI)、データを人・モノにフィードバックする。
自動運転の自動車を代表として、このような製品・サービスが更に広まって行くことは間違いないだろう。
何ゆえにこのような技術が注目されているか?と抽象度を一段高めて考えると、「生産性を引き上げるため」という答えが共通しているように感じる。
- 人手をかけずに最適な値段を計算して提案したい
- 駐車場を探して止めるところは車がやって欲しい
- フィンテックでサービスを受けたその場で決済したい
- 限られた天然資源で最大限発電したい
- 社会インフラを、人手をかけずに点検したい
- お店に行かずともVRで試着して服を選びたい
- 作業員が少なくても短い工期で建築を終わらせたい
少ないインプットで大きなアウトプットを出すような、生産性を高める技術に注目が集まっている。医療に関してもゲノム編集や心不全を防止する心臓などは、治療の生産性を高める取り組みと見ることもできよう。
これから日本は少子高齢化・労働人口の減少が見込まれており、作業の省人化は欠かせない技術としてニーズが高まって行くだろう。特に肉体労働を伴う作業の場合、人手不足が常態化している。これらを解決するようなロボットや工法の登場が望まれている。
この本では製品の写真やサービスの概要図など、絵やイラストが豊富に掲載されているので、読みながらイメージがつかみやすいのがありがたい。
今回紹介した「日経テクノロジー展望2018 世界を動かす100の技術」と「マッキンゼーが予測する未来」の2冊をベースにして、見解をまとめた『世界展望&将来技術レポート(PDF30ページ)』プレゼントのお知らせです。
レポートサンプル |
これからの世界動向と、ニーズが高まっていく技術について、2冊の書籍(700ページ分)の内容を独自編集して、見解と今後日本企業が取り組むべき道をまとめた資料となりますので、ぜひゲットしてください。
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