『定年を楽園にする仕事とお金の話 45歳からそなえる「幸せ老後」のキホン』(高伊茂:ぱる出版)
友人で、ファイナンシャル・プランナー&社労士である高伊さんの著書。ジェントルマンなご本人の語り口と同じく、解説が丁寧で分かりやすい。
<背景>
- リンダ・グラットン氏が著書「ライフシフト」の中で提唱しているように、人生100年時代がやってきている。
- しかし「定年まで働いたらその後はボランティアでもしながら貯蓄で生活して、お迎えが来るまで逃げ切る」という発想は見積もりが甘い。これではビンボー老後になってしまう。
- とはいえ、不安になって投資に手を出してみたが、業者にカモにされて退職金もあっという間になくしてしまう人もいる。また、再雇用や再就職してもずっと働いていられるとも限らない。
<シニア独立>
- 人生100年時代に生きがいを持って生活して行くためには、定年に関係なく働くという独立・起業の準備をした方が良い。年金を考えると月3~6万円の収入さえ得られれば良いというところからスタートする。
- シニア独立の場合は大成功を狙うのではなく、大失敗をしないように気をつける。起業するときも借金しなくて済む規模に止めるのがオススメ。
- 人脈を作りたければ勉強会に参加すること。ただしゲスト参加ではなく、運営側に入って勉強会の実施に深くコミットすると自然と声を掛けられるようになる。
- 自分で強みを紹介するトークが苦手であれば、名刺に記載すると良い。
年金収入・保険の見直しを行うことで、老後の収支シミュレーションを行う方法が著書の後半で解説されている。
お金と健康は生きがい(仕事・趣味・地域・家族仲間)の土台なので、ずっと生きがいを持って過ごせるようなご準備を!
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