2018年2月28日水曜日

ゼミの基本方針まとめ

牧さんのFacebook投稿(2018年2月24日)から、ゼミの基本方針をブログ形式にまとめました。画像・プロフィール写真はFacebookから引用させて頂きました。

牧ゼミ


  • 家族(& significant other)を最優先に。ゼミ活動と家族の用事がかぶったら、家族の用事を優先すること。家族の用事で来れなくなったゼミ生がいたときは、他のメンバーが積極的にそのサポートをすること。
  • ゼミ活動と仕事の用事がかぶったら、優先順位は本人の判断を尊重します。そのときのmake-upは自分でうまくやって下さい。
  • 担当教員を先生付けでは呼ばず、さん付けで。先生付けで呼んで良いのは、何か下心があってお願いしたいことがあるときのみ。
  • 「半学半教」。教員・学生関係なく、先に学んだ人が、自分の知っていることを他社に教える。
  • “Give and Take”ではなく、”Give and Give”の精神で。ゼミの人間関係はLife-Longなので、”Give and Give”で投資した分は、人生で必ず戻ってきます。ゼミを中心に周囲にエコシステムを構築することを常に心がけましょう。
  • 現役のゼミ生でいる間に、卒業後も一緒に活動するプロジェクトを立ち上げて、卒業後も継続的に一緒に取り組みましょう。
  • 参考文献は、Management Scienceの記載ルールに基づいてまとめること。Mendeleyを使って論文をゼミ内(先輩・後輩含む)で共有しましょう。
  • 牧ゼミの修士論文は、ビジネスパーソンのみならず、サイエンティストやエンジニアの人が読んでも、興味を持ってもらえて、納得してもらえるものを目指しましょう。
  • 変数ABの相関関係を示すことができて、かつ内生性が何かをLimitationとして示すことができたら、修士論文として認める。
  • 変数ABの相関関係を示すことができて、かつ内生性を排除することができたら、博士課程に進学するレベルの修士論文として認める。





【牧ゼミへのコメント】
藤根さん:家族重視はアメリカンなテイストです。
牧さん:そこに反応してくださって、ありがとうございます。ここ、自分のこだわりポイントです!

瀧さん:ふと思ったのですが、海外の大学に「ゼミ」ってあるんですか?ビジネススクールでは少なくとも先生を個別に捕まえてレポート書いてた&それを単位認定する制度があった。
牧さん:米国はゼミはあまりないですよね。ビジネススクールだとindependent studyみたいな。ゼミってドイツ語のゼミナールから来てるくらいでドイツはそれなりにあるらしいです。ビジネススクールでもあるのか分からないけど、あるところもあるらしいと聞きました。日本の大学はドイツを真似て作られたので。

國領ゼミ



最近は単純化してて
  • 困ってる友達を助けるようにHelp each other
  • 成功して慶應に寄付するようにsucceed and donate to Keio

だけにしてます。

【國領ゼミへのコメント】
牧さん:「ここまでやったら修士」、「ここまでやったら博士」が当時とても印象深くて、今回僕なりに定義してみたのですが、國領先生の定義なんだったかな、ととても興味深く考えるようになりました。ここをどう定義するかが、その研究者らしさが出るし、学生に何を教えようとしているのかが、とてもよくわかりますよね。
ちなみに、今学生に研究の書き方を教えていると、國領先生から教わった言葉、「針の穴から広い世界をみる」など教えていただいたことをたくさん使わせていただいております。僕がこんなに國領先生がおっしゃってたことを鸚鵡返しのようにいうようになるとは、思ってもいませんでした。

牧さん:これ読み返すと、とても深いですね。僕、未だに博士の条件達成できてないような。。この修士と博士の差分をどうするかが、とても思いが出ますね。どちらかというと、國領先生の方がエンジニアリング思考で、僕の方がサイエンス思考なんだな、とこれをみて思いました。


根来ゼミ


ゼミの修士論文等は、自社あるいは自業界人から見て新鮮な視点を持つものか、研究者から見て興味を持てるものか、どちらかを目指すのがいいと思います。両立をめざしてもかまいませんが、その場合は、かなり難しいチャレンジになることを覚悟して一緒にがんばりましょう。

【根来ゼミへのコメント】
牧さん:これ、MBAの論文としての原点ですよね。そして、両方できたらすごいです。多分、僕は未だに両方を満たせる論文を書ける自信はないし、指導する自信もないし、書いたこともない気がします。この視点、僕もゼミ生がテーマを選ぶときに、活用させていただきます。


長内ゼミ



社会の複雑な因果関係から抽出可能な因果関係を丁寧に抽出するか、複雑な因果関係の全体像をできるだけ俯瞰できるような精緻でビビッドな記述をすることを目指す。社会人大学院だから精緻な議論をしなくてよいということはなく、むしろアカデミックな論文と同様な精緻な議論の上に更に社会人大学院ならではの実務的なインプリケーションを示すことを目指す。

【長内ゼミへのコメント】
牧さん:これも興味深いなぁ。前者がどちらかというと定量を想定していて、後者が定性を想定しています?でも前者も定性でもいけますよね。
「社会人大学院だから精緻な議論をしなくてよいということはなく、むしろアカデミックな論文と同様な精緻な議論の上に更に社会人大学院ならではの実務的なインプリケーションを示すことを目指す。」っていう言葉、僕とても好きです。


川上ゼミ


アカデミックには世界初,かつ自分の実務に持ち帰れること
定性・定量は問いませんが,海外学会レベルのお作法を全員に教えています。
私のゼミはOB/OGが年2回ほど修論発表会に参加してくれています。マーケティングの大家の阿部周三先生や守口剛先生のゼミと合同で行うので,良い学びの場になっているかなと思います。
要求水準が高いので,かなりガチに指導してます() 学会でもM2で希望者には発表してもらっています。どの巨人の肩に乗るんだー?!といつも言っています。


【川上ゼミへのコメント】
牧さん:これ、さらっとおっしゃいますが、結構requirementのレベル高いですよねwやっぱりもう少し研究続けたい卒業生に対する、プログラムをエグゼクティブ教育の枠組みで作ると良いのかもなぁ。







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