今週は本の予約キャンペーンを公開し、長内さんたちと肉を食いに行って英気を養ってたところ。
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『戦隊ヒーローから学ぶ数字活用コミュニケーション術』を書くきっかけ
管理職時代に自分が未熟なせいで色んな失敗をしでかしてきたけれど(苦笑)、その中でもチームの編成やコミュニケーションでの失敗は多かった。
人は全く分からないことを始める時は、人から教わったり入門書を読んだりときちんとした手順を踏んでいくもの。初めて遊ぶゲームやスポーツではルールを確認するはず。
しかし、ある程度理解できることであれば、見よう見まねだけでやってしまい、根を詰めて考えることをしないこともある。
学校のテストで、国語の現代文なら勉強しなくても出来ると思ってしまうようなもんで、「普段使っている日本語だから勉強しなくても分かる」と思ってる限り、勉強は決して捗らない。
チーム内のコミュニケーションも同じで、言葉が通じればコミュニケーションは取れると思って、何も考えずにチーム内にメールを出しまくったり一部の人に口頭で伝えて伝言ゲームをしたりしてしまう。
コミュニケーションはチームメンバーによって得手不得手があるので、多少の試行錯誤は必要になる。しかし、何も考えずにスタートしたコミュニケーションのままずっと続けることは非効率になってしまいがち。
自分はどんな風に伝えたいのか、何をどのように報告して欲しいのか、そういった意識合わせや設計をするきっかけにして欲しいというのが本書を書いた願い。
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『ビジネスマンの基礎としてのMBA入門2 イノベーション&マネジメント編』(日経BP社)
早稲田大学ビジネススクールが日経ビジネスと共同で開催した日経ビジネス経営塾での講義をまとめた『MBA入門2』。
淺羽先生3章・内田先生3章・入山先生2章・根来先生1章が担当している構成で、ビジネススクールで学ぶ内容のイントロダクションになっている。
WBS卒業生や現役生がこれを読んで「勉強になりました!」とか言ってたら、授業で何聞いてたんだと怒られるかもしれんが(笑)
淺羽門下生としては「これ授業でやってた!」「ゼミで取り上げた論文の内容だ!」と懐かしい要素があって良かった。
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『ハードウェアハッカー 新しいモノをつくる破壊と創造の冒険』(アンドリュー・“バニー”ファン 高須正和訳:技術評論社)
中国深センで製品を作るということがどういうことなのか、当事者の立場で実体験を元に解説されていてわかりやすい。また、ハードをハックする人が何を考えているのか、オープンソースハードウェアの考え方に触れることができたのは収穫だった。
【心に残ったフレーズ】
- 模倣品を生むエコシステムがイノベーションを生む
- オープンになれば相手もオープンになる
- 工場がうまくいってるかどうかは飯がうまいかどうか。
- 工場で数時間確認すれば良いことが、足を運ばないと2週間はかかる
- 試験プログラムを工場任せにするのはダメ。試験しないものは返品につながる
- 発注者が工場を選ぶだけでなく、良い工場が発注主を選ぶ。パートナーとして敬意を持って接する
- スタートアップはお金以外の価値を工場に提供しないといけない
- アイディアを独占して権利を売って儲けるのは深圳のIPシステムとは相容れない
- 出荷するか死か。VCの出資を受けると言うことは導火線の長さが決まってしまうということ
- スタートアップが比較すべき本当のハードルは他のスタートアップであってAppleではない
- 今日のお金儲けだけではなく何年にもわたって信頼されるブランドと評判を築くべし
- エンジニアリングは創造的な活動。リバースエンジニアリングは学習的な活動
- 大昔はハードウェアだけだった。ソフトウェアが現れ、ハードウェアはムーアの法則にしたがって進歩が激しかった。しかし今はハードの性能は成長が止まった時代。革新的な特徴のある製品を生み出し、オンラインサービスで儲ける。マネタイズはソフトでやるので、ハード部分はオープンソースハードウェアで誰かにコピーして販売してもらうのが良い。
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